2013年06月18日(火) 掲載
第2回恋文大賞の
ノンフィクションを読んでみました
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菅原文子さん著
津波に襲われた街で生きる妻から
あなたへの恋文
夫よ、もう一度その手のぬくもりを
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東日本大震災の津波で流出した
気仙沼の代々続く『すがとよ酒店』
手を繋いでいた夫は
目の前で流され行方不明
夫の両親は茶の間で亡くなります
家業である酒店の看板が
夫の帰路を照らす目印になればと
息子達と一緒に
空き地に3坪のプレハブのお店を再開します
『負げねぇぞ気仙沼』
力強い字のラベルのお酒が人気を呼びますが
なかなか夫は見つからず
祈祷師を頼んでみたり
むなしい日々が続きます
そんな中、京都の和紙店柿本で募集していた
恋文大賞に思いをぶつけてみました
何も言えずに別れてしまったから
ありがとうと伝えたくて 切なくて悲しくて
どうしようもないけれど
38年間いっしょにいてくれて
仲良くしてくれてほんとにありがとう
守ってくれて 支えてくれて ありがとう
感謝しています
これからはあなたが必死で守ってきた
お店ののれんは私が息子達と守ります
大丈夫です あなたはきっと何処かで
私達のこと見守ってくれているのでしょう
(あなたへの恋文より抜粋)
震災から1年3ヶ月後
夫は家から5分程の古い市営アパートの瓦礫の下から
そのままの姿で発見されました
あのすごかった震災から2年3ヶ月経ちましたが
引き続き捜索はこつこつ続けられていて
家族の帰りを待ちわびる人がたくさん居るんですね
すがとよの女将さんは、たまたま字を書くことで表現して
今注目され、あちこちで講演をされたりしています
震災によって多くの方の人生が変わったのでしょうね
ひとりでも多く一日も早く発見されることを祈ります

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